今回は変数が空(Empty)かどうか判定する方法をご説明します。
指定した変数が空(Empty)かどうか判定するには「IsEmpty関数」を使用します。
指定した変数を処理しようとした際に、空であるためにエラーとなる場合など、事前に判定をかけることでエラーを回避できます。
その他の判定する関数については以下の記事をご覧ください。
1.IsEmpty関数の使い方
指定した変数が空(Empty)かどうか判定するには「IsEmpty関数」を使用します。
構文は次のように記述します。
IsEmpty(値)
「値」 は必須で、Emptyか判定したい変数を指定します。
「値」で指定した変数がEmptyの場合は「True」を、Emptyではない場合は「False」を返します。
2.サンプルコード
変数に何も格納されていない場合はEmpty(空)となります。
Sub Sample1()
Dim n As Variant
MsgBox IsEmpty(n)
n = 1
MsgBox IsEmpty(n)
End Sub
ですが、次の「””」は空白ですが、空として扱われません。
空は何も入っていない状態で、「””」の空白は空白が入っている状態です。
空白が入っている?と分かりづらいですが、ビンの中に空気すら入っていない真空状態が空で、空気が入っている状態が空白といったイメージです。
空と空白はべつものですので、ご注意ください。
Sub Sample2()
Dim n As Variant
n = ""
MsgBox IsEmpty(n)
End Sub