今回は指定した関数の戻り値やセルの値がエラーかどうか判定する方法をご説明します。
関数の戻り値やセルの値がエラーかどうか判定するには「IsError関数」を使用します。
関数の戻り値やセルの値を処理しようとした際に、エラーとなる場合など、事前に判定をかけることでエラーを回避できます。
その他の判定する関数については以下の記事をご覧ください。
1.IsEmpty関数の使い方
関数の戻り値やセルの値がエラーかどうか判定するには「IsError関数」を使用します。
構文は次のように記述します。
IsError(値)
「値」 は必須で、エラーか判定したい関数の戻り値やセルの値を指定します。
「値」で指定した関数の戻り値やセルの値がエラーの場合は「True」を、エラーではない場合は「False」を返します。
セルの場合は、「#N/A」や「#VALUE!」などのエラー値を指定したときは True を返します。
2.サンプルコード
関数の戻り値やセルの値がエラーの場合はTrueとなります。
次のような0で割り算してエラーとなった場合の判定です。
Sub Sample1()
MsgBox IsError(Cells(1, 1))
End Sub
空の配列を指定してもFalseになります。
Sub Sample2()
Dim n As Long
MsgBox IsError(n)
End Sub