VBA関数のTrim関数について、使い方のご説明です。
Trim関数は指定した文字列の前後のスペースを削除した結果を返します。
「Replace関数」でスペースの削除をした方が早いようにも感じますが、前後のスペースのみ削除した結果を取得したい場合には、Replace関数では一工夫必要なためTrim関数を使用すると非常に便利です。
「Replace関数」の使い方や、先頭のスペースと末尾のスペースをそれぞれ削除するLTrim/RTrim関数の使い方は下記記事をご覧ください。
1.Trim関数の使い方
Trim関数は指定した文字列から先頭のスペースと、末尾のスペースを削除した結果を返します。
次のように記述します。
Trim(String)
「String」には前後のスペースを削除したい文字列を指定します。
「String」にNull値が含まれている場合は、Nullを返します。
文字列の中にスペースが存在しても、前後以外のスペースは削除されません。
2.サンプルコード
半角スペースでも、全角スペースでも前後のスペースは削除されます。
以下サンプルコードは半角スペースです。
Sub Sample1()
Dim MyStr As String
MyStr = " ABC "
Debug.Print Trim(MyStr)
End Sub
以下サンプルコードは全角スペースです。
Sub Sample2()
Dim MyStr As String
MyStr = " ABC "
Debug.Print Trim(MyStr)
End Sub
どちらも同じ結果を返します。
次は前後以外にスペースが存在するサンプルコードです。
Sub Sample3()
Dim MyStr As String
MyStr = " A B C "
Debug.Print Trim(MyStr)
End Sub
あくまで前後のみスペースが削除されました。