今回はメッセージや文字列を改行する方法をご説明します。
メッセージや文字列を改行する定数はいくつかあります。
その中でも主に使用するのは「vbCrLf」もしくは、「vbNewLine」をおすすめします。
1.改行する定数
改行に使用する定数一覧です。
定数 | 値 | 説明 |
vbCr | Chr(13) | キャリッジリターン |
vbLf | Chr(10) | ラインフィード |
vbCrLf | Chr(13)+Chr(10) | キャリッジリターンとラインフィードの組み合わせ。 |
vbNewLine | Chr(13)+Chr(10)またはChr(13)、 (Macintosh では Chr(13)) | プラットフォームで指定した改行文字。 現在のプラットフォームで適切ないずれかを使用します。 |
文頭でも記載しましたが、「vbCrLf」、「vbNewLine」を使用すれば一通りの改行は問題ないと思います。
2.改行のサンプルコード
改行するサンプルコードです。
vbCrLfを使用したサンプル
「“文字列” & vbCrLf & “文字列”」の様に記述します。
サンプルコード内の「& vbCrLf & _」最後に半角スペースアンダーバーが記述されていますが、こちらはコードの改行となります。
このように記述すると可読性が上がります。
&やvbCrLf、_(アンダーバー)の間には半角スペースがあります。
Option Explicit
Sub Sample1()
Dim MyStr As String
MyStr = "ここまでが1行目です。" & vbCrLf & _
"ここから2行目です。" & vbCrLf & _
"ここが3行目になります。"
MsgBox MyStr
End Sub
vbNewLineを使用したサンプル
実は「vbCrLf」の部分を「vbNewLine」に書き換えただけになります。
定数一覧に記載していますが、Windowsやマックの環境で対応できますが、Windowsであればどちらでも構いません。
Sub Sample2()
Dim MyStr As String
MyStr = "ここまでが1行目です。" & vbNewLine & _
"ここから2行目です。" & vbNewLine & _
"ここが3行目になります。"
MsgBox MyStr
End Sub