VBA関数のAbs関数を使用する事で、数値の絶対値を取得する事ができます。
絶対値とは「数直線上において、指定した数字が原点からどれだけの距離にあるのか」を示したものです。
たとえば「4」と「-4」はどちらも「0」から4つ離れていますので、絶対値は「4」になります。
簡単にいうとプラスでもマイナスでも、プラスの数値を返すという事です。
この絶対値をAbs関数を使用すると簡単に取得出来ます。
1.Abs関数の使い方
Abs関数は指定した数値の絶対値を返します。
次のように記述します。
Abs(数値)
「数値」には絶対値を返したい数値や数式を指定します。
Abs関数が返す値のデータ型は、引数に指定したデータと同じ型になります。
2.サンプルコード
Abs関数は指定した数値の絶対値だけではなく、計算結果の絶対値も返すことが出来ます。
Sub Sample1()
Debug.Print 1 + Abs(-1) '2
Debug.Print 1 * Abs(-1) '1
Debug.Print 10 / Abs(-2) '5
Debug.Print Abs(5 - 10) '5
End Sub